1-1) 自分を大好きになる

報われない努力

私の知り合いの中で、仕事がうまくいかなく
なり自暴自棄になって、アルコールにハマり
社会復帰が難しくなっている人が、ちらほら
います。

人生経験の豊かな別の知人に

「今、ストレス社会だし、こういう人、とても
多いですよね。どうしたら前向きな気分になれる
んでしょうねぇ」と聞いてみました。

すると、さすが年配者。意外な答えが返ってきました。

「自分に自信がなくなって引きこもっている、と
周りは思って、自信をつけさせようと褒めたり元気
づけようとするでしょう。
でも、実は、逆だったりするんですよ。
逆に、自信やプライドがありすぎて引きこもって自暴自棄
ということが多々あります。
『自分はこんなに頑張ってきた、こんな結果のはず
じゃない、もっと良い見返りが得られるはずだ、
それなのに、なぜ?』と思ってしまうわけです。
『自分はこんなに頑張ってきたし素晴らしいのだ、自分
のせいではない。こんなに報われないのは誰かのせいだ』
と、何かを一生懸命批判したりもする。
でも、批判しても、何も得られない。
本当は簡単なんです。努力したって結果なんか出ない、
報われない、それは山ほどあることだ、仕方ない、と
自分で開き直ることが必要なのです。
自分なんかバカだなぁ、頑張ってみても報われなかった
なあ、またやればいいじゃないか、とアッサリ諦めれば
いくらでも次のチャンスに向かうことはできるのです。
それを、『今までもこんなに頑張ったのに報われなかっ
た、またダメだったらますます無駄だ、なぜだ、なぜだ』
となると、いっこうに次に向かう気にならない、自暴自棄
のまま。
自分を傷つけているのが、過度な自信とプライドだという
ことに、その人自身が気づけば変わりますよ。逆に、その
人自身が気づかなくて、同じ思考のスパイラルの中にいたら
いくら周りが頑張って、勧めても、その人は殻に閉じこもっ
たままです。」

えぇぇぇぇ、それは新しい発想だ!!!

もちろん昔は私だって、そう思ってましたよ。

「努力はきっと報われる」。

イソップ童話や日本の民話を読んで素直に
信じていた子供のころから、その考えは、
多くの真面目な私達の心にしみついています。

私なんて、お受験の子供時代を過ごした人間ですからね。

「どうして、遊べないのか?どうして、こんなに勉強
しなきゃならないのか?」

と私が問いかけると、

「遊んでいたらバカになって不幸になる。遊ぶのを我慢して
一生懸命勉強したら、きっと見返りがある」

親や教師は新興宗教のように、そう唱えて私に納得させようと
しました。

でも、まさかの東大卒の年に急激な就職氷河期。

「頑張っても見返りがない、努力と結果は比例しない、
世の中運で決まる」などなど、身をもって体験しました。

一方で、お受験なんかしないで遊んでいた人たちは、
青春を謳歌し、彼氏が出来、子どもが生まれ、オシャ
レを楽しみ、幸せそうに見えました。勉強しなかった
ことによりメチャクチャ不幸になっているようにも
見えません。

「いったい、あの我慢と努力はなんだったんだ!?」

まさしく、そんな気持ちでしたね。

自暴自棄半分ではあるけど「今からでも遊ぶことは可能だ!
もう親の言う事なんか聞かない!遊ぶ!!!!」となり、
楽しく遊びました。アルコール中毒とかひどい引きこもり、
覚せい剤とかの方に行かなかったのは、私には不幸中
の幸い。いや、人生トータルで見れば20代前半で世間
に見切りをつけ、どつぼにハマって、早めに抜け出した
という意味で、むしろラッキーでした。

「努力が報われないなんて、当然のことだ。
でも自分が頑張るのは、自己満足のため。自分大好き。」

そうやって、日記に書いて自己満足・・・。
自分が自分を褒めてあげただけでも、十分報われてる。
そんな風に思えると、とってもスッキリします。

なんだか、20代の頃の自分とは別人のようです。
思い出していても不思議な気分です。
今、ドツボにハマっている人も、こんな気持ちをいずれ体験
することになるのだろうなぁ、と思っています。
大丈夫ですよ!!!

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