このたび、家族から性的虐待を受けた傷がずっと癒えないという、サバイバーの方から連絡をいただき、色々なことを教えていただきました。
「日本は児童ポルノ大国ですよ。」と教えて頂いて、調べてみました。
「2018年上半期(1~6月)に全国の警察が摘発した児童ポルノ事件は1423件で、過去最多だった。年間で過去最多の2413件となった昨年の同期に比べて281件多かった。警察庁が4日発表した。2014年施行の改正児童買春・児童ポルノ禁止法で、罰則が新設された単純所持容疑の摘発が急増したのが要因とみている。」
「単純所持を含む「所持等」は今年上半期の摘発数は393件で、前年の31件を大幅に上回った。うち338件は国内最大規模とみられる児童ポルノDVDのネット販売店を警視庁が摘発した事件だった。子どもの裸を撮影する「製造」の摘発は38件少ない686件、「提供・公然陳列」は43件減の344件だった。」
はぁ??何十件とか何百件とか、日本中でそれだけしかいないんですか??
何万人、何十万人、どれだけ被害にあってると思ってるんだー!!!
警察力の限界を示すものですね。
ただ、私は法学部出身なので、かじっただけの学問ですが一言。
「警察がどこまでも強くなって、どんどん家庭に入り込んで調べていけばいいのか??」
というと、それはそれで、アジアに多くある軍事独裁国家とか社会主義国家とかのように、公務員が異常に威張る監視社会みたいになっていき、別の意味で最悪なので、そこはとても難しいバランスなのです。
「警察に任せておけば、すごくいい人たちばかりそろっていて、すごくいいことをしてくれるだろう」という信頼感は、あまり抱かない方がいいと思います。
ですので、家庭内での性的虐待とか、家庭内も家庭外も含めた児童ポルノの被害を防ぐには、もっと民間での協力とか温かい心のつながりというものが必要不可欠と私は思っています。
まだまだ難しいことですが・・・。
被害を受けている子供たちは、人間扱いされない育ち方・扱われ方に慣れきっているので、赤の他人の温かい思いやりを信頼するなどということが、なかなかできないかもしれないですね・・・。
考えると、涙が出る思いです。